30 May 2010

島草履 in バルセロナ



うひぃー。金曜から熱が下がらない・・・。
おまけに同時多発的に一時家からネットが繋がらなくなるし・・・。
この2日間この狭い部屋のベッドは陸の孤島と化していた。
普段どれだけネットに依存しているかわかった次第。


理由はわからないけど、とりあえずネット復帰。
そんなんで今週末はお出かけなし。。。
なので先週末のことを書こう。


日本出発前に高校時代の親友Himeがくれた島草履。
とうとう街歩きデビュー!!!
「島草履」とは沖縄のビーチサンダルのこと。
Himeのカレのにぃにぃは島草履職人(写真のリンク先参照)。
DJ姿の浜っ子Nonpiをデザインしたオリジナル島草履を
彫ってプレゼントしてくれたのだ。






訪れた先は、割に家から近いシウダデラ公園(Parc de la Ciutadella)
凱旋門(Arc de Triomf)から公園へ続く道。新緑がまぶしい。

もともとスペイン継承戦争の時代、
1714年9月11日にバルセロナが陥落するとともに、
フェリペ5世がバルセロナを監視するために建設した
要塞だったため、しばらくは中央政府の圧政のシンボル
として市民に忌み嫌われた場所だった。
ナポレオン時代には監獄としても使われたとか。



その後、1868年にイサベル2世が退位してから
要塞の廃止が決定され、
1888年にはバルセロナ万博に合わせて公園として再建された。






そんな歴史を知ってか知らずか、今はバルセロナ市民の憩いの場。
園内にはかつて白ゴリラがいた動物園もある。
ここ最近天気が良いせいもあって、
バスケットとビール片手にピクニックの人々でいっぱいだった。




池にボート・・・。
ちょっと井の頭公園を彷彿とさせる・・・。


この先、さらに南に行くとそこはビーチ。
この前日にビーチに行った友達によると
人だらけで歩くスペースもないとか・・・。


だけど、今度は島草履 in バルセロナのビーチ!
なんとかこれからのテスト週間を乗り切ろう。。。



24 May 2010

森ガール


バルセロナを飛び抜けて山へ遠足へ。
普段自然とふれあわない私が「山へ行く」というと
友達は驚くらしいが、ホントに行ったの。

バルセロナの「自然公園の会」というサークルがあって、
お友達がそこの会員なので、今回お誘いいただいたのだが、
ものすごーく美しい公園と村だった!
参加者はほぼバルセロナローカルなシニアの方々。
だけど、みんな登山靴にスティック(なんていう名前か知らない)
持参の常連さんで、スニーカーに手ぶらの私はやってしまった感。



El Baix Empordàというバルセロナからバスで2時間程の
カタルーニャ北部に位置する公園。
道中、車窓から見えるピレネー山脈には雪がまだ積もっており、
そこを越えればフランス。そんなところです。



短いコースを選択したけれど、天気があまりにも良いので、
暑さとの戦い。水を飲んでも飲んでもすぐ吸収されちゃう。
でも初夏の新鮮な空気を吸うだけで浄化された。



川の水も信じられないほど透き通っていて、
モネの絵みたいに木々の風景を反射していた。
しかも冷たくて長く歩いた後のオアシス〜。



しかしながら道中、所々でこんな風景に出くわした。
これは今年3月の大雪の時に倒れた木々たち。
これから真夏に突入するにつれ、ちょっとの火元で引火して、
大惨事になりかねないとのこと。あな恐ろしや。




真っ赤なヒナゲシの花が満開で、
一瞬アグネス・チャンが頭のドアをノックしたが、
ここの風景には似つかわしくなかったようで走り去っていった。




ハイキングを終え、お昼&散策に立ち寄ったのが、
Monellsという村。中世の面影をそのまま残す。





石造りの家に深紅のバラ。乾いた空気。
こういうところに咲いてこそバラは生き生きするんだろな。


バルセロナからすぐ近くにこんな美しい場所があるなんて、
遠足、ハマりそう。
日本では森にいそうな森ガールなるもの流行っているらしいけど、
数年後、リアルに森に生息していたらどないしよ。。。

港町ヨコハマ生まれの私は断然山より海派!
を自認していたはずなのだが、
なんだかそれを覆すほどの体験だった。

Gracias por tu invitación ;D









17 May 2010

バルサ!バルサ!バーーーールサ!!!


FCバルセロナがリーガ・エスパニョールのチャンピョンとなった!


試合が始まる前から街の雰囲気はいつもとまったく違っていた。
メトロを待っている間も、
バルサのユニフォームを着込んだ人たちが続々乗って来る。



いつものバルも先週の時点でこの混みよう。
本日は気合いを入れて試合の一時間前には到着したのだが、
すでに予約席でいっぱいで、急ぎ足で近所のバルへ。

ギリギリ一席空いていたのをすばやく確保。
緊張が高まってきた。
試合開始直前にはバルの外まで人があふれていた。


肝心の試合はというと・・・
最初の一点こそ相手チームのオウンゴールだったが、
その後、Pedroの1ゴール、Messiの2ゴールと計4点!!!
2位のReal Madridとのポイント差は1と最後までハラハラする
リーグ戦だったが、本日の勝利で、文句なしのリーグ王者!!!




試合終了とともに目指すは街の中心ランブラス通り。
通りを歩いている間にも、
カタルーニャとバルサの旗を抱えた人たちがわんさか。





道行くバイクや車は箱乗り状態で、
クラクションを鳴らしながら走り去ってゆく。
リーグ最中、Real Madridとの直接対決に勝ったときも
こんな状況だったけど、
今日はバルセロナ中すべてが暴走族と化していた。

さて、ランブラ通りに着くと、すでに祭りは始まっていた。




人々の雄叫びやら爆竹やらで、もう何だか・・・。
隣にいる人の声すら届かない状況。。。
でもとにかく跳ねて叫んでこの雰囲気を体で感じるしかない。



ここに道頓堀があったら、あんたたち絶対飛び込むっしょ!?
って人たちばっかり。



でもね、これぞカタルーニャっていう精神を感じたのも確か。
この写真見ていただきたい。



Torre Humanaといってその名もずばり「人間の塔」
これ、カタルーニャ地方の特別なお祭りの時に、
何重もの人の塔をつくって競うものなんだけど、
今日は即席でそれが飛び出た。

バルセロナの人々にとって、
何よりもマドリーを抑えての優勝は大きな意味を持つのだと
つくづく感じ入った。
先日落としたチャンピョンズリーグの雪辱もしかり。

今でも外はクラクションと爆竹が鳴り響いている。

カタルーニャ魂のイニシエーションを受けた一日。
そして、いつの日か私が憧れていたカタルーニャ愛が、
ありあまるカタルーニャナショナリスムに変わりちょっと息切れ。


16 May 2010

今宵は芸術鑑賞


今夜5月15日(土)、19時〜午前1時まで、
"La Nit dels Museus(美術館の夜)"というイベントが行われている。
バルセロナ内にある各美術館はほとんど入館無料。
コンサートやインスタレーションなど、特別なイベントも。


いろいろ欲張って各地を回って見たかったものの、
ひとつに絞り、普段入館料がお高めのMACBAへ。
Museu D'Art Contemporani de Barcelona(バルセロナ現代美術館)
という名の通り、コンテンポラリーの部類の展示が。


写真を見ていただいてお分かりのとおり、
美術館の前にもすごい人だかり。みんな「無料」に弱い。



美術館の中も人でごった返していて、
作品を見る、というよりも人を見に来た感じ・・・。


そんな中でも、ランドアートの牽引者、
Richard Longの作品を見れたのは収穫。


結局、人に溺れた連れの気分と機嫌が悪くなり、
あえなくMACBAのコレクションはすっ飛ばして退場。

やっぱり美術館はひんやりと静かぁ〜な雰囲気で
作品を味わうに限るのかしら〜。











07 May 2010

Debut!?


クラスメイト、カナダ出身Jessica(上写真左)Farewell Partyと
インドネシア出身Erico(下写真)のB-partyを合同開催。


地下牢のようなテラスに集まること数十名。
一体どこから湧いて来たのか、知らない顔も多々アリ。


到着早々、空きっ腹にショットでSalud!
早くも目が回ってきた私・・・。


宴もたけなわ、ハイ解散!!!
ってわけにはいかない。

今回呼ばれたのには重要な任務があったわけで。。。
そう、コレ。
私が回すべきは目ではなく、お皿。


バルセロナにてDJ nonのデビュー!
パーティーを盛り上げるために一役買って欲しいとEricoからの依頼。
同じくクラスメイトでEricoの同居人でもある
DJ TreeことTristanとの競演!?


Semana Santaの旅行中にiPODの盗難にあった故に、
日本から持って行ったトラックはすべて喪失していた・・・。
なので、テスト勉強の傍ら、
この日のためにせっせと音楽探しに明け暮れた次第。


テスト明けで疲労がMAXに達していたので、
おそらく現場で誰よりも揺れていたのは私かも・・・。

こちらでのDJ活動が思わぬ形でスタート。
ゆらゆら〜ゆらゆら〜♪







03 May 2010

奇襲



突如として日本から初の来訪者!
それは先週金曜の夜、9時半ごろ帰宅すると1通の絵はがきが。
「今アムステルダムにいて、
4月30日の夜〜5月3日までバルセロナに行くよぉ」


4月30日・・・って今日からじゃん!!!
と、あわてて書いてあったケータイの番号に連絡。
あきらめかけた何度目かに応答が。
「今バルセロナの空港に着いたとこ!」
私の連絡先を共通の友人から聞いて手紙を送ってくれたとのこと。


そりゃ走って行くでしょ!
ってことで、突然の再会となったわけだ。


Chiemiちゃん。
2年程前に写真のワークショップで出会って以来、
ビールばっかり飲んでいる。というか飲み過ぎている。
そしてchiemiちゃんの旅のお伴は、
これまた下北の居酒屋で知り合ったというアメリカンなImmanuel.
彼らも当日アムステルダムで再会したばかりだそう。
そんな3人が今はバルセロナのバルでビールを飲んでいる。
ちょっとしたミラクルだ。




そして日曜の酒盛り。やっぱりビール。
つまみは・・・ドライ納豆!!!
この後しばらくアムステルダムに滞在する
Chiemiちゃんへのおみやげのつもりだったが、
即開封。いやはやバルセロナのバルも居酒屋へ早変わりだ。



その後Immanuelの仕事関係の友人で、
バルセロナ在住イタリアン2人も合流。
Elenaはかつてエラスムス制度を利用してUABに留学後、
やっぱりバルセロナが好きで戻って来たくち。
でもホントの理由はマドンナの大ファンで、
彼女のコンサートがバルセロナであるから、
それを見るがために住み着いているとか・・・。




そんなんでChiemiちゃん滞在最終日。
私は今日からテストだったんだけど、
学校を終え、サグラダ・ファミリアへBダッシュ。
ひっさびさ〜に内部に潜入。かれこれ4年近く?






意外に工事が進んでるんですねー。これまた。
以前は棟の上とか登れたし、もっと細部を見学できたのに、
ほとんど侵入不可になっててちょっと残念な結果。


でもいいかー。
その後も18時のフライトにも関わらず、
16時半までビールを飲み続けた私たち。
タクシーで飛ぶように去って行った彼ら。
果たして飛行機乗れたかな??


私はこっち来て初のサングリアも飲んだし、
観光ちっくなこともできたし、
充分満喫させていただいたわー。次はアムスで再会か!?