29 August 2010

引っ越しました!


まん丸お月様にヤシの木。
そんな日に、引っ越した。

新しいピソは、Barceloneta.
日本の湘南地区?とでもいおうか、
ふらっと歩けば海がすぐそこに。
これでまだまだ夏を満喫できるー。

とはいえ最近のバルセロナ、また暑さが戻ってきた。
この日も35度を越えているであろう暑さの中、大荷物を抱え、
手伝ってくれたGuiと私は汗だくだくで新居にたどり着いた。




そんなんで、到着しただけですでに力つき、
しばらく放心した後は、友人とディナー。
あ、撮るの忘れちゃったけど、
山盛りのムール貝をほおばる。
せっかく海の側だもの、魚介食べなきゃってことで。



暗がりの海岸でビール飲んで、一夜明け、
待っていたものは二日酔いと筋肉痛・・・。
しかし荷物は未開封・・・。

苦虫を噛み殺したような顔をしながら、
渋々、掃除&荷物の配置。
なんとか片付いた新しい部屋は、
手を伸ばせばなんでも届いた前の部屋より倍くらい広くて、
なんだか逆にまだ慣れない。

この歳にして、やっと全身見れる鏡のある部屋に到着!

23 August 2010

グラシア!


8月14日から一週間、Las Fiestas de Gràciaが開催された。
その名の通り、グラシア地区というところで毎年8月に行われ、
バルセロナでも最も大きなお祭りの一つ。

この地区に住むご近所さんたちが知恵を出し合って、
自分たちの住む通りをデコレーションしてそれを競うのだ。
それに相まって出店やらコンサートやら出没。

私たちは混雑を避けるため祭り前日に乗り込んだ。
準備する人々を横目にしつつ、
すでに完成に近いデコレーションを見物。


こんなのとか


こんなの


こんなのもあったり



こんなのも。
なんだかちょっぴり七夕を思い出してしまい、
どこに短冊吊るそうかなぁと一人物思いに耽る。


個人的には、これがお気に入り。
スパイダーマン、「月曜なんて大っ嫌いじゃ!」
って言っている。


私のジャッジはともかく、
優勝したのは、ベルヴィ通りさん。
木箱などの廃材を大量投入した大掛かりな作り。
とうやらこの通りは、常勝チームなんだとか。
たしかに、この周辺おっされ〜な雰囲気だし、
若いアーティストも投入されていると聞き納得。


勝手に佳作〜。
なによりも印象に残ったのが、
ご近所さんたちが自分たちのデコレーションの下で、
ダダーっと一列にならんでディナーをしている風景。
ひとつのパフォーマンスみたいで愉快だったわぁ。





15 August 2010

On the Street



先週末、Barceloneta周辺で、
ストリートミュージシャンのお祭り、
Bunker's Festivalが行われた。


海沿いの通り音楽が聴けるイベント、
なんとも気持ちのよいものだった。



何が良いって、オーディエンスが自由なこと。
ほろ酔い気分のおじさんも音楽に合わせて、
踊りで乱入。それもすべて許容範囲。



写真左のおばちゃんとかメンバーかと思ったら、
フツーのお客さんだったり。
かなりいい感じで揺れていた。




と、そんな横でテレビ中継が入ったり。
スーツ姿、海辺ではかなり浮いていたが・・・。



ジャンベの音も外で聞くと一層開放感に溢れていたなぁ。



ここのブースはお姉さんたちがだいぶ盛り上がっていた。
体の底からリズムを感じて、
ミュージシャンと観客が一体化して。

見物中またしても飲みすぎた私・・・。
海風にさらされながら、頭の中で音楽がどんぶらこ。





14 August 2010

苦い、けど甘〜〜〜い!


やっと会えた。
苦くて(Amargo)甘い男、Amargoの新作、"ROSSO"が
バルセロナにやって来た。


今年3月に旅行中、
バレンシアでニアミスして以来、この来訪を待っていた。
今回は、イタリアはナポリからインスピレーションを受けた
作品だとのこと。




会場はランブラス通りにあるリセウ劇場。
外装からは想像もつかなかった豪華な内装!
さすがオペラ劇場なだけある。
今回は時間がなかったからじっくり見れなかったけど、
劇場自体を見物するだけでも十分楽しめそうだ。




う〜ん・・・
正直、Amargoだけのダンスを切り取った場合、
私はバルセロナを舞台にした"Enramblao"の方が
好みだったけど、
ゲストダンサーのLola Grecoの美しさ、
8人のダンサーによるコンテンポラリーな群舞、
シンプルだけど計算されている舞台装置にうっとり。




特に、鏡を使った演出の多重構造と、
舞台背面の両サイドに吊るされた布に揺れる映像が
ちょっとした不安感をかき立てて印象に残った。




 Rosso、人生そのものの色である。
 自由による熱狂、嫉妬、情熱、
 そして激情からあふれくる血の流れ。
 死から免れない生の住処、
 解きほぐすことのできない頑丈なクモの巣、
 それが人生。
 Rosso、始まりであり、終わりである。




映像とAmargoのインタビューはこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=Ae36Ac5oUC8

01 August 2010

伯爵のお呼び


出た!出たっす!
何が出たって・・・わかりますかね、この写真。


ドラキュラさんですよ。コウモリ!!!
ここまで来ると笑えるわ。


窓からなんか大きな蛾みたいのが入ってきて、
私の頭上を飛んでいったと思ったら、
ドアの前にちょこん。
それで何かがわかった次第・・・。
助けを呼ぼうにもドアの前にいるから、
開けたら確実に私の方に向かってくるだろうし・・・。
なんて息を殺して考えること数分。長かったぁ〜。


ようやく同居人にSOSを発し、
後は部屋の中かけずり回ってヒィーヒィー言いながら
ほうきで追い払おうとしたけど、敵もさるもの。
翼を広げると異様にでかく見えるんですわ。
恐ろしいのなんのって・・・。


別に森の中に住んでるわけでなし、
昼間はカモメが飛ぶようなとこなのに・・・。
ヨーロッパをなめちゃあかんね。
はるばるトランシルヴァニアからやって来たのか、
はたまた日本からの使者なのか・・・。


ドラキュラものって大好きなんだけど、
リアル・コウモリ間近で見たのは初だわ。
とうとう、お呼びがかかったのかしら。。。