苦くて(Amargo)甘い男、Amargoの新作、"ROSSO"が
バルセロナにやって来た。
今年3月に旅行中、
バレンシアでニアミスして以来、この来訪を待っていた。
今回は、イタリアはナポリからインスピレーションを受けた
作品だとのこと。
会場はランブラス通りにあるリセウ劇場。
外装からは想像もつかなかった豪華な内装!
さすがオペラ劇場なだけある。
今回は時間がなかったからじっくり見れなかったけど、
劇場自体を見物するだけでも十分楽しめそうだ。
う〜ん・・・
正直、Amargoだけのダンスを切り取った場合、
私はバルセロナを舞台にした"Enramblao"の方が
好みだったけど、
ゲストダンサーのLola Grecoの美しさ、
8人のダンサーによるコンテンポラリーな群舞、
シンプルだけど計算されている舞台装置にうっとり。
特に、鏡を使った演出の多重構造と、
舞台背面の両サイドに吊るされた布に揺れる映像が
ちょっとした不安感をかき立てて印象に残った。
Rosso、人生そのものの色である。
自由による熱狂、嫉妬、情熱、
そして激情からあふれくる血の流れ。
死から免れない生の住処、
解きほぐすことのできない頑丈なクモの巣、
それが人生。
Rosso、始まりであり、終わりである。
映像とAmargoのインタビューはこちら。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Ae36Ac5oUC8
No comments:
Post a Comment