昨日4月23日は、Sant Jordiの日。
この日はカタルーニャの守護聖人、
騎士サン・ジョルディ伝説にちなんだ祝日である。
伝説について詳しくはコチラ↓
http://home.att.ne.jp/banana/cck/sanjordi.html
この伝説と平行して、
4月23日は『ドン・キホーテ』でおなじみセルバンテスや
かの文豪シェイクスピアの命日でもあることから、
カタルーニャ地方では伝統的に
男性は愛する女性にバラの花を、
女性は愛する男性に本を贈るという習慣が根付いている。
今では恋人同士や親しい人に本を贈り合うというように、
バレンタインと似た感じだけど、
カタルーニャではSant Jordiの方が断然盛りあがっている。
ここバルセロナでも昨日は街のあちこちでバラと本のブースが登場。
約400万本のバラと80万冊の本が売れるとのことで、
カタルーニャの年間書籍売り上げの半分以上が、
この日にたたき出されるというのだから驚きである。
作家のサイン会もあちこちで開かれた。
本は通常の10%割引になるので、
本好きの私には危険な日でもあったわ。
あ、私事ですが・・・
学校でもSant Jordiのためにイベントが。
150字以内のショートストーリーのコンテストが行われて、
課題としてかれこれ一ヶ月前にエントリーしたのだった。
それで、Sant Jordiの日に大賞が発表されたのだけど、
なんとわたくし、最優秀賞をいただいちゃった〜。
ちゃんと賞状の表彰とか記念撮影とかもあって、うれし恥ずかし。
でも副賞でDVDと南米の作家のショートストーリー集をいただき、
それで学習意欲が湧いたのだから単純なものだ。
それにしても、道行く女性たちの手にはバラの花が。
なんてロマンティックでステキな習慣なんじゃろ〜!!