28 March 2010

失われた時を求めて


ひぃ〜、死にそうになった。
シャワー浴びていたら急に「血圧下がってきた」と思ったが最後、
びしょびしょのままベッドに駆け込み意識不明。
一体どんだけ時間が経ったのやら。。。
気づけば、洗面所に壊れた眼鏡が・・・。


素っ裸で冷や汗かいてるし、手の指が硬直してるし、
何なんだ・・・。
たまに出るこの症状、恐ろしいです。
そんな最中に誰かがさっきから「ピンポーン」を連打してる。
そんな時に限って他の住人不在。。。
ふらつく足でインターホンに出ると「A(息子)いる?」
と大家がマンションの入り口に登場。
私「いませんけど・・・」
大家「えぇ?ホント?」
私「ホントですよ。中入るなら明けますからどーぞ」
てかそこでウソついてどーすんだよ(怒)
大家「じゃあいいわ」
と去っていった。てか倒れそう!むしろここ来て助けて!!!
と叫びたかったが、あっという間に姿を消した大家・・・。
あり得ん。



そいえば本日、眠っている間にヨーロッパはサマータイムに移行していた。
時間が1時間先にワープしたせいで体に変調をきたしたのだろうか。

でも気づいただけで満足だわ。

冬から夏は一時間時計が早まるから、それを忘れていたら、
あやうく明日の列車に乗り遅れるところだった・・・。
9時半発車だと思ってプラットフォームに現れたらすでに10時半。
そんな旅の始まり、泣くに泣けない。

これも何かの暗示だったのか。
そえば昨日行ったレストランのクロスにプルーストの一説が・・・。
そんなことをマドレーヌではなくドーナツを食べながら思い出した。



Laie - pau claris
本屋が併設されているカフェ&レストラン
レストランのエントランスにも本棚があって文化的な薫り。
数年前にお茶したことがあっていい雰囲気だなあ〜と思っていたが、
今も健在でうれしかった。食事するのは初。


ensalada Neruda con vinagreta de miel y mostaza
ネルーダ・サラダ、ハチミツとからしのビネガー風味

ネルーダはチリの詩人。
メニューにも文豪の名前がちらほらとは憎い演出。


crema ligera de setas con croquetas de chanpiñones
茸のスープ、マッシュルームコロッケ添え


茸のスープってこちらでよく見かけるんだけど、けっこう好き。
クリーム系のスープは乳々(にゅうにゅう)して苦手なんだけど、
このタイプはしっかりきのこの香りがして、乳臭くないのだ。


rosbif con risotto de "cep"
ローストビーフ、セップ茸のリゾット添え

carpaccio de ternera con aliño de queso crujiente
牛肉のカルパッチョ、パリパリチーズのドレッシングで


生肉の季節ですかね〜。チーズの食感がたまらんです。
バルセロナでも牛のタルタルを出すお店があるのかしら。
探してみなきゃ。

なんだか目が回ったせいで、
思考が飛びに飛んだ日曜の午後。
なんか血圧上がるようなものを食べよう。



27 March 2010

SUSHIとの戦い



なぜ、Sushiばかりがこうも海外を席巻しているのだろうか・・・。
ということで、日本のソウルフード?!カレーでパーティー敢行。



前日からコトコト5時間以上煮込んでみた。

ごはんは炊飯器などないのでお鍋で炊いたのだが、
なぜか我が家には鍋の蓋というものが皆無・・・。
キャンプの飯盒炊飯よろしくアルミホイルで代用。


今回使用したお米は「アロス・ボンバ」
見た目はかなり日本のお米に似ている。
そしてパッケージかわいい。でも、ボンバ!って???
こちらのスーパーではだいたい1kg単位でお米が売られている。
一人暮らしにはありがたい量だろね。。。なんて考えてしまった。

さて、肝心の炊きあがりだが、なんせお鍋で炊飯初挑戦。
前日予行演習してよかった〜。
一回目、お焦げの限界を超え焦げた・・・。
で、本番。鍋をミルクパンもどきから通常のものしたせいか、
けっこうふっくら炊けた感アリ。


お味は・・・
日本のお米と比べるともっちり感とか甘みとかが足りない。
カレーにはこれくらいがいいのかも、と自分に言い聞かせてみた。


はい、ビーフカレーのできあがり〜♪
スープさらさらじゃがいも抜き(我が家流レシピによるもの)
カレーは翌日がおいしい!って言うでしょ?
それホント正解。
今回甘口のルーしか手に入らなかったので、
一日目はなんかパンチが足りなかったんだけど、
翌日は味にコクが出てなんとかカレーらしくなった。


ほうれん草とひよこ豆のサイドディッシュがスパイシーな助っ人。
そして肝心の同級生の反応だけど・・・


「カレーって日本ではポピュラーな食べ物なの?」
って質問が大多数。
「ポピュラーってか家庭の味よ〜!」
「それぞれの家庭で具もスープのとろみも全然違うものよー」
「sushiを毎日食べる人とカレーを毎日食べる人の数を比べたら断然カレーが上よ!」と説明したらかなり驚かれた。のに驚いた。
彼らのイメージは、家族で毎晩Sushiをついばんでいる日本人でいっぱいらしい。

「Sushiは、普通職人さんに握ってもらうものよ!」
あ、とここまで来て結論。。。
じゃによって、Sushiレストランが流行るわけだ・・・。
そして、日本食=Sushiのイメージ・・・。






25 March 2010

El Laberinto

Just Shooting - El Barrio Gòtic



































ゴシック地区。
名はあるけど「名もなき」と名付けたくなる通りがひしめく。
気づく頃には時遅し。
自分がどこにいるのかわからなくなる。

それでもこの地区には小さなレストランやお店がたくさんあって、
それがけっこうオサレ〜なのだ。
数年前に確かこの地区で買ったネックレス、
日本のクラブで踊り明かしている最中にチャームを無くし、
なんとか同じ店を探して似たものを購入したかったのだが、
今回は迷宮入り・・・。



24 March 2010

小さなインタビュアー

今日学校の休憩時間にボーッとしてたら、
小学校中学年くらいの5人組が近づいてきた。


で・・・
「英語、しゃべれますか?」
「インタビューさせてもらってもいいですか?」
とその場で即席街頭インタビュー開始。


ちなみに、ビデオ回ってました。


質問は、
・お名前は?
・出身は?
・話せる言語は?
・バルセロナの好きな場所は?
・カタルーニャの好きな食べ物は?


とまぁ簡単なことだったけど、
学校の課題でインタビューをしているのだそう。


最後はキッズたちと記念撮影。
それにしてもスペインの小学生は流暢に英語を話すんだな〜。
日本で英語教育が導入される?された?とか言ってるけど、
こんなふうに見知らぬ外国人にインタビューする日がくるのだろうか。


なんだか微笑ましかったなぁ〜。


私も彼らを見習って、
なりきりインタビュアー(スペ語で)してみよっかな〜。

20 March 2010

Mercat

Just Shooting-LA BOQUERIA















バルセロナのメインストリート、ランブラス通りに位置する市場、La Boqueria
世界各地から訪れる観光客の驚嘆の声、売り子の威勢のいいかけ声、なじみの客との会話。

雑踏に紛れていると、ふと音が消え、私の耳にはRafael Amargoの靴音が響いた。
フラメンコの踊り手である彼が捧げたランブラス通り、そしてバルセロナへのオマージュ。

”ENRAMBLAO”

17 March 2010

Playa de BCN


春到来!?
ってことで、放課後にボカディージョとビールを買い込んで、
ビーチのあるBarceloneta - Ciutadella Vila Olímpica方面へお散歩。


あれれ?横浜みなとみらいのインターコンチ?と思いきや、
W Hotels Barcelona
http://www.starwoodhotels.com/whotels/property/overview/index.html?propertyID=3183
割に最近できたんだね〜。


それにしても先週雪が降ったとはとても信じがたい。
大人も子どもも太陽を、そして地中海を満喫していた。



砂のお城(本格派)
でも写真撮ってたら横にいたおばちゃんが「お金!」と抜け目ない。

 

あらこちらにはドラゴン。ちゃっかり手を平広げておねだり。
こういうことで一稼ぎできるなら、私も挑戦したいものだ。


 

空と海、ブルー×ブルーのコントラストが脳内を刺激する。
昨日は花粉症が大発生し、こんなバルセロナは嫌だー!!!
と一人寝込んでいたが、こんなバルセロナは大好きだー!!!

とはいえまだ3月。泳ぐのには早かろう。
日が出ているとはいえ風は強く冷たい。
なのに、水着姿もちらほら。

そしてお散歩の最後の最後に登場したのは、ヌーディスト・・・。
しかもオジサン。単なる露出狂!?
正真正銘一糸まとわぬ生まれたままの姿で通りを闊歩しておった。

こんなことが許されていいのかぁ・・・。
強い日射しですっかり焼けた目。
それに相まって私の視界は暗い闇に包まれたのだった。



15 March 2010

Nodoca Cantabile

こちらに来てしばらくして、家から30秒のところに図書館を発見!
家では同居人に邪魔され何かと集中できないので、利用頻度高し。




こちらの建物の1階2階が図書館なんだけど、
外観は黒、白、そしてグリーンのタイルでかなりモダーン。














日曜が休みだったりシエスタがあったりと、
なにかと返却の機会を失いがちだが、
返却用の24時間ポストもあるので安心。


年季が入っていて本の香りがする図書館も好きだけど、
ここの図書館は新しいし、
最新の雑誌やDVD(日本映画多し)もそろっていてハイテク。
『VOGUE』や『ELLE』もここで読めて、
高級雑誌を買うには躊躇する貧乏学生にはうれしい悲鳴。

そしてバルセロナの図書館はどこもWiFiが利用可能!!!
図書カードを作りさえすれば、1週間に8時間ネットが使える。
私も自分のPCを持ち込んで、調べものしながら宿題やっとります。
脱線しがちだけど・・・。

で、こんなもの発見!!!


『のだめカンタービレ』スペイン語版!!!
目下、こちらにはまっているところ。
日本でドラマを見てストーリーもだいたいわかっているし、
学校で出てきたフレーズが登場してなかなかオツなんだわ〜。

日本で公開された映画版DVDも早くこちらで観れないかしら・・・
なんて一人待っている日々。。。さすがにそれはないかなぁ。。。