旬の味

引っ越ししてから私の胃袋を支えてくれているのは、
もっぱらこの市場、 Mercat de Santa Caterina 
カラフルな屋根が印象的なバルセロナの新しい観光スポットでもある。

本日は、朝から友達の取材に付き合って近所の図書館に行ったので、
帰りに昼食の材料の買い出しに寄った。
そこで私を釘付けにしてしまったのが、コレ。

夏にかけて旬を迎えるムール貝！！！
最近、市場でもよく見かけるようになってきた。
去年の夏はレストランで散々食べたけど、実は自分で調理したことがなかった。
が、茹でるだけでいいのだ！という友達の言葉に後押しされ即買い。
しかも１kg！！！
魚屋のお姉さんが山盛りの貝を袋に詰めていくのを見て、多い・・・
と薄々感じたが、ストップをかけられず・・・。

教えられるがままに貝に絡み付く海藻を取り除き、
沸騰したお湯に突っ込むこと３分。
いや〜、それらしくなるもの。
美しいオレンジ色の貝が湯で上がったのだった。

一皿には盛りきれないボリューム。
ムール貝のおまけにつけてくれた西洋パセリを添えて。
とってもシンプル。

だが、貝自体のもつ塩気がちょうど良くてひとたび食べ始めると止まらない。
とにかく無言で貝をほじくり出しては口に運ぶ。
これまた近所で発見した天然酵母を使ったパン屋で仕入れた
オリーブ入りのパンとも相性バッチリ。

結局、多過ぎる〜なんて思っていたのが嘘のように、
あっという間に間食。

食後の貝の残骸を見て、やっとお腹いっぱいになったことを実感するのだった。

こんなに簡単で安い（１kg３ユーロ）のならば、
今度はタマネギを鍋の下に敷いて、
白ワインで蒸したりいろいろアレンジできそう♪