14 May 2011
週末インディ・ジョーンズ気取り♪
先週末、バルセロナからフランス方面に97km北上する
Guardilo de Berguedàという村に遠足に行って来た。
前夜大雨が降っていたにもかかわらず、当日は天気に恵まれ、
山に囲まれた丘に放牧されている牛もひなたぼっこでのんびりムード。
遠足は、11〜12世紀に建設され、その後修復が重ねられたという
初期ロマネスク様式のSant Lloreç修道院の見学から始まった。
ゴシック様式の回廊やパティオなど修復の過程を見ることもできて
それはそれで興味深かったのだが、今回私の心を射止めたのは別の場所だった。
それはどこかと言うと、石油鉱山(Mina de petroli de Riutort)!
カタルーニャで唯一の見学可能な場所とのこと。
入場前にはヘルメット着用が必須とのことで、
おいおい大丈夫か?と突っ込みを入れたくなったが、
嫌が応にも探検気分が高まる。
平均年齢かなり高めの参加者に混じり中へ進むと冷んやりとした空気が。
途中、サイズが大きすぎ上を見えげた瞬間にヘルメットが落下・・・。
それがまたおかしいくらい先まで転がって、
コロコロコロ〜っと洞窟中にその音が響き渡り人々の注目が集まる・・・。
奥に進むと発見!
瀝青泥灰の岩層から湧き出る石油。
近づくと確かにオイルの匂いがする。
この鉱山、テキスタイル産業が衰退した次の産業として
20世紀初頭に乱掘されたそうだが、抽出量が微量だったため、
長期の使用はされず、その後こうして一般公開されるようになったとのこと。
さらには、こんな洞窟が。
この奥へ進むと財宝が・・・なんてやましい想像をしてしまうような
透き通るエメラルド色の水面が一面を覆う。
中には鍾乳石のようなものが。
じっとりと肌に感じる湿気。
先端にはしずくがぶら下がり、
この地形を作り出した 何万年もの年月に思いを馳せる。
なんだか胃カメラ映像みたいだけれど、
これは蝶が鍾乳石に埋もれてそのまま固まってしまったものだという。
この場で息絶えた蝶なのか、
一体どういうきっかけでここに留まることになったのかが気になった。
それにしても、石油が抽出されるということは、
もともとここが海だったということの証拠だが、
ひとたび鉱山を出ると、現在は山間の風景が広がっているわけで、
自然の力はまったくもって想像できない神秘だ。
途中、2度も洞窟の中の照明が落ち真っ暗になるハプニングもあり、
手探りで前に進む恐怖体験も味わい、本当に探検家気取りとなったのだった。
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