この週末、家でボーッと過ごしておりますと、
バルセロナに戻ってきたばかりの友達が空港から電話をかけてきた。
このレインボーフラッグでお分かりかと思いますが、
てっきり昨日かと勘違いしていたが、さっそく集合。すでにパレードは始まっていたが、かなりの盛り上がり。
コチラ『アリス・イン・ザ・ワンダーランド』風の山車。
この手のPrideはヨーロッパではBerlinが有名だが、
バルセロナは今年で2回目とのこと。
社会学研究者である友人に言わせると、
まだまだバルセロナのゲイ事情は未熟とのことだが、
それでもこれだけ多くの人が参加しているのには驚いた。
とはいえ、彼ら彼女らがこれだけ公の場に登場するのは、
やはり稀なことなのかもしれない。
バルセロナにはEixampleという地区があって、
またの名をGayxampleという。日本でいう新宿2丁目エリア。
たしかに、多くのゲイカップルが堂々と手をつなぎ歩いてはいるが、
実生活でカミングアウトしている人ってそんなに多いとは思えない。
私の身近なところでも公表している人には出会ってない。
いるだろうことは間違いないけど・・・。
スペインは同性間の結婚が法律上認められてはいるが、
これにしてもカリフォルニアみたいに政治の動向によって、
左右されかねない。
ヘテロであるどんなカップルより長い間、
同じパートナーと過ごしているというのに公に認められず、
彼らの処遇は政策の道具にされているという話で、
現代のLGBTへの政策はかつての黒人、白人問題に代わるものだとも。
さて、来年も引き続きこのパレードがここで行われるだろうか?
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