Guiの住む家はSarriaというバルセロナでも高級住宅街に位置するところ。日本でいう田園調布のようなものだろうか。
まぁGuiのお家はおじいさん、お父さん、お兄ちゃんも弁護士という由緒正しきおうちだから納得だろうか。お手伝いさんまでいてうらやましい限りである。できることならば、ずーっとここにいられたらすごーく楽だろうなぁと思うが、それはそれで自分のペースで暮らせないのでたまにおじゃまするくらいがいいのであろう。
そんな典型的スペイン人一家の日曜の過ごし方は、家族でお昼ご飯を食べること。この日ばかりはよそで暮らす兄弟たちも続々と実家に集まってくる。みんなお母さんの手料理を楽しみにしているのだ。お姉ちゃんのAnaとMaría、遅れてお兄ちゃんのQuimと久々の再会で話が弾む。
この日のメニュー選びの特権は、日本からはるばるやって来たということで私に与えられた。お母さんは料理上手だ。以前おじゃました際にはやっぱりってことでパエリアをごちそうになったので、今回はぜひ違うものをとオーダー。
フィデオという短いパスタにミートボール状のお肉が入ったトマトスープ。このメインディッシュの前にアペリティフとして、アサリやムール貝などの貝類、パン、ハモンセラーノなどをひとしきり食べた後で出てくるからさぁ大変。これ、食後にお腹の中で相当膨らむのだ。
フィデオという短いパスタにミートボール状のお肉が入ったトマトスープ。このメインディッシュの前にアペリティフとして、アサリやムール貝などの貝類、パン、ハモンセラーノなどをひとしきり食べた後で出てくるからさぁ大変。これ、食後にお腹の中で相当膨らむのだ。
出されたものを残すのは失礼という大和魂がまだ染み付いている私に、残すという辞書はない。だが、胃弱なんです・・・。
にもかかわらず!!!Guiの家族の中では、私はタフな女としてその名を轟かせているのだ。そう、<カラコーレスの子>として。つまりは、<カタツムリの子>・・・。
数年前に一家に招かれてとあるレストランに行った。そこはカタツムリ料理を売りにするお店。日本の平らなプレートに6個くらい入っているエスカルゴなんて甘っちょろいもんですわ。とにかくお皿に山盛りの茹でたカタツムリが出てくるのだから・・・。サイズもなんか黒くてちっちゃくてどっちかって言うとタニシみたいな感じでグロい。
しかしながら、この時もせっかくお招きいただいたんだからってことで、私、食べました。なのに、Guiの家族はお父さん以外気持ち悪がって誰も食べないの!!!みんなで興味津々カタツムリを食す私を眺めていたわ。ならなぜ私をそこへ連れて来た???と思ったが、その謎は未だ解明されず・・・。
その日以来、私はその名で呼ばれるようになったのだ。もちろん、今回の再会によるGuiのお父さんの第一声も、<カラコーレスの子>!
名残惜しくも重たいお腹を抱えた夕方、私はカタツムリのような足取りで新居へと向かうのだった。
おーのんちゃんのブログだ~!
ReplyDelete由緒正しそうなお家だこと。
こっちのスペイン軍団とはちょっとガラが違う?
めっけたぞ!
ReplyDeleteギーの家はシャンデリアがあるのか!
カタツムリの子、大歓迎だ。
>ねぇさん
ReplyDeleteお!!!コメント第一号ありがとうございます!!!
友達見てるとそんなに大差はないと思われますよ〜。
この空気がそうさせるのかな。。。
>もきゅ
あれれ〜、もうすでに存在をご存知で!
そうよ、Shangli-LA!!!